府中・多摩地区 NPO法人フリースクール多摩川
当スクールでは毎日1,2名の大学生スタッフも参加しています。
下記に長々と説明していますように、不登校になる原因にはお子様が
子ども同士関りや協調が苦手なことが大きいことは明白です。
子供と年の離れた親や教育支援側によって、そこを子に気づかせていく、人関りSSTをしていくことも大事ですが、厳密にはそれは教育療育として子供は感じます。
「子供もなんとなく自身の人関りや協調の困りは意識しだしているかも知れない」とは言え、そこだけを考えさせていると心も体力も閉塞していきます。
そこで、「なるべく近い年代のお姉お兄さんのような大学生が場に介して、大学生たちとの関りに安心や親近を感じ、少しずつ元気になっていく子供たちが、複数関り慣れや協調慣れを無意識に高めていく環境が効果的です。それゆえ、当スクールの場合はなるべく毎日、大学生スタッフが一緒に入れるようにしています。
(力のついてきた高学年や中高生だけで行動させる時間もあります。また、その段階のお子さんとの関りの中で、発達凸凹の受容と言うよりは、「自分は空気読まないとかコミュ障とか言われやすいんだと客観受け止め出来るお子さん、信頼している人に自虐できるようなお子さん、自分のような傾向の人が世の中に結構多い事を知っているお子さんになるような説明もしていきます。そのようになるとぐんと社会汎用性があがっていきます)
一定期間過ごした後、お子さんたちははいろんな形で先に進みます。
協調力や忍耐力や人関わり力が伸びてきたことで・・・
1,再度、学校のみに行く事を選んだ子が35%
2,スクールオンリーで人関わり力協調力をあげながら、得意なもののスキルも高めた子30%
3,学校とスクール交互に参加してそれを目指すことにした子が35%。過去から現在までの実績傾向です
不登校の原因の多くは?ずばり同年代人関り苦手、大集団行動苦手が原因です(数百人の不登校児を見てきてそう言い切れます。授業についていけない、クラスに居るのがつらい、教師が分かってくれない、さまざまな理由は事実ではあるのですが、お子さんがそう感じるようになった大元の発端は人関り不器用な面や協調行動が苦手な面の困り困られです。)
当人が学校でそこをなんとなく感じだす。しかし、はっきりとは分からないし周りから見た自己客観は分かってないので混乱もします。
だから、勉強にも集中できず、多数授業にも合わず、だんだん疲弊して不登校になるのです。
特に交友での煮詰まりが大きく、休み時間、昼休み、班活動、イベント、放課後などの子供同士の関りの中で困り困れらが出ますので学校も親も本当の原因が分からないケースが多いのです。
当スクールは「本当は当人の事情に協調や人関わりで煮詰まる原因がある」「だから大集団で無理しないで少数集団で、人関りスキルや常識知識や協調行動スキルを上げよう」「ある程度の協調や人関りが自力でできるようになったら、その後は得意なことに集中していける道を探そう」「その場はスクールでも学校でも、両方併用でも子どもが選んでいけるといい、そう考えている親子さんを受け入れています。後述しますが大学、専門、バイトなど自力で行動、交友できるようになったOBたちは、ある程度自身の性質を受容工夫してそこから教科学習も集中的に取り戻して行くパターンが多いです。
時間割
受け入れは小1から高3までの年代児童が基本です。(1,2、3年は日数制限、人数制限あり応相談)
子どもたちの本人意思により行動する時間もありますし
教科学習慣れ、グループでの自力協調スキル練習、人慣れや人に気遣う意識を育む体験練習が目的です。
時間割は守らせています。自由な居場所ではないことをくれぐれも事前にご了承ください。
ミニ遠足や食作りなどをする日もありますが、その日はこの時間割とは違ってきます。
月
12時 昼食持参 いつも1,2名しかいない
12時半 電子ゲーム解禁、3から5名(昼休みとして解禁)下手な子に気遣えない子が複数の時期、参加数が減ります(笑)
13時半 教科学習 個別で互いが見えないように4部屋を使い分かれます。最低自習も可能、指導側が見守り、
教えることもしています(内容は各親子が希望するもの)3から6名
14時半 アナログ時間 大抵はカードゲームかスタッフがコントロールして会話 7から9名
15時半 全員参加で簡単な工作などやる時間(見ているだけで会話はして仲間と場にいるのもあり)
16時半 ラスト休み時間として電子ゲーム解禁
17時 小学生帰宅
18時 中高生帰宅 中高時間は2から5名 大学生も入り、自分の性格や悩み、家の事など年代なりに話せるようになる
と、かなりお子さんは変わっていきます
火
12時 昼食持参 いつも1,2名しかいない
12時半 電子ゲーム解禁、2から4名(昼休みとして解禁)下手な子に気遣えない子が複数の時期、参加数が減ります(笑)
13時半 教科学習 個別で互いが見えないように4部屋を使い分かれます。最低自習も可能、指導側が見守り、
教えることもしています(内容は各親子が希望するもの)4から7名
14時半 アナログ時間 大抵はカードゲームかスタッフがコントロールして会話 5から9名
15時半 PCを使ったミニ知識クイズ時間(最後20分PCゲーム解禁もあり)
16時半 小学生帰宅
17時半 中高生帰宅 中高時間は2から5名 大学生も入り、自分の性格や悩み、家の事など年代なりに話せるようになる
と、かなりお子さんは変わっていきます
水
12時 昼食持参 いつも1,2名しかいない
12時半 電子ゲーム解禁、2から4名(昼休みとして解禁)下手な子に気遣えない子が複数の時期、参加数が減ります(笑)
13時半 教科学習 個別で互いが見えないように4部屋を使い分かれます。最低自習も可能、指導側が見守り、
教えることもしています(内容は各親子が希望するもの)3から6名
14時半 アナログ時間 大抵はカードゲームかスタッフがコントロールして会話 5から7名
15時半 公園 球技や走り、集団運動苦手な子も複数いるので緩い遊ぶ感じにやっています。
16時半 小学生帰宅
17時半 中高生帰宅 中高時間は2から5名 大学生も入り、自分の性格や悩み、家の事など年代なりに話せるようになる
と、かなりお子さんは変わっていきます
木
12時 昼食持参 いつも1,2名しかいない
12時半 電子ゲーム解禁、2から4名(昼休みとして解禁)下手な子に気遣えない子が複数の時期、参加数が減ります(笑)
13時半 教科学習 個別で互いが見えないように4部屋を使い分かれます。最低自習も可能、指導側が見守り、
教えることもしています(内容は各親子が希望するもの)4から7名
14時半 アナログ時間 大抵はカードゲームかスタッフがコントロールして会話 5から9名
15時半 PCを使ったミニ知識クイズ時間(最後はPCゲーム解禁もあり)
16時半 ラスト休み時間として電子ゲーム解禁
17時 小学生帰宅
18時 中高生帰宅 中高時間は2から5名 大学生も入り、自分の性格や悩み、家の事など年代なりに話せるようになる
と、かなりお子さんは変わっていきます
金
12時 昼食持参 いつも1,2名しかいない
12時半 電子ゲーム解禁、2から4名(昼休みとして解禁)下手な子に気遣えない子が複数の時期、参加数が減ります(笑)
13時半 教科学習 個別で互いが見えないように4部屋を使い分かれます。最低自習も可能、指導側が見守り、
教えることもしています(内容は各親子が希望するもの)4から7名
14時半 アナログ時間 大抵はカードゲームかスタッフがコントロールして会話 5から9名
15時半 公園 球技や走り、集団運動苦手な子も複数いるので緩い遊ぶ感じにやっています。
16時半 ラスト休み時間として電子ゲーム解禁
17時 小学生帰宅
18時 中高生帰宅 中高時間は2から5名 大学生も入り、自分の性格や悩み、家の事など年代なりに話せるようになる
と、かなりお子さんは変わっていきます
注)その日のカリキュラムの一部が苦手、どうしても横並びでやりたくない状態の子は遅く来たり、早く帰ったりしています。
もちろん、いろんなスキルが上がってくるとずっと居れるようになります。
代々、不登校になりやすいお子さんは横並びで同じことをする苦痛、 見られる苦痛が大きい子も少なくない、
大人大学生抜きで子ども同士で関わりなさいとされると困窮する傾向があります。
そこを鍛えていく訳ですが子どもにとっては大変な事です。いろんな理由で各曜日の複数関わりや協調練習を嫌がる傾向は不登校気味な小学生にはまだ多いです。そもそも、なぜ自分がそれが苦手なのか?なぜ鍛えられる必要があるのかも自覚はしていません。
しかし、相当な時間をかけて(本来個人向けである)電子ゲームで誤魔化さなくても平気になるし、大人や大学生にばかり話しているとか、ごく1人(または2,3人)の安心相手にだけ46時中蜜月して他の子どもと自力で関われないなどの、凸凹人関わりから脱却して自力で複数の子供同士で関われるようになる、その楽しさを感じられる様になれます。つまり、仲間感覚や自尊心、耐性アップが出てくると、 多くの子が、段々とそれらに明るく自力参加できるようになれています。
OB青年期の人は会社員になった、接客やスーパーでのバイトをしている、集団授業も交友も必要な大学や専門学校、高校
に通えています。
皆、小中時期には、上記のような悩みや混乱も感じながら、考える、工夫する、自己分析もする等々のスクール生活を年数かけて来たからそうなれたとも言えます。大集団の学校でもそれは可能ですが、凸凹気質が少しでもあるお子さんには、少しハードルが高いと思います。実は「学校には行けてるけど子羊のようになっていて、同年代交友があまり出来てなくて、結果、自発力や能動性まで高められないと言う凸凹気質さん」は少なくないです。(定型と言われても少しは凸凹気質がある子は案外多いのです。)
また当初の心的に余裕がない時はそこを避けたい気持ちも分かってはいますが、いつまでも教科学習基礎がない子のままでは
先々の可能性が細すぎます。なので基本的には毎日どんな形であれ教科学習はやらせます。内容は親子と相談して個々に決めます。
特に凸凹行動が多い時期の子は電子ゲームを複数でやる際に、全く悪意なく気付かずに上記のトラブルの元になる行動をごり押ししやすいです。それがあまりに悲惨になってくるとスクール側は一時、電子ゲーム解禁時間を中止して子供に中止になった理由を考えさせます。
「電子ゲームは、人関わり練習と息抜きを兼ねたカリキュラムとして設定したものであり、子供の既得権ではない」と言うことは
お子さんに必ず念押ししておいてくださいね!
高学年や中学生になると、支援側が何を言っているか理解して、実際、自己中行為が減り、皆を気遣う子も増えてきますが
なかなか、電子ゲームでそこまで到達するのは、子どもにとっては高難易度なんです(笑)
2023年2月時点で中高が7人、小が7人在籍していますが、毎日くるわけではない子も多いので
少ない日は4、5人多い日は8、9人です。
大学生スタッフは毎日交代で入ります(たまに2人)
活動を全部低学年に合わせるのが厳しいので
今のところ1,2、3年生は週2回にしてもらっています。 (その子の状況により差はある)また、学校や関連少人数教室などとの併用のお子さんも少なくないですし、本人の疲弊度の調整などもありますので、全年齢に週に2回から4回の参加している例があります。
こんなことをやっています!
◎楽器練習
・・・エレクトーン、ギター、
◎カード・ボードゲーム・麻雀
・・・協調・駆け引き・推理力等を養いながら、みんなと過ごして社会性向上も狙える最強アイテムです。
◎テレビゲーム
・・・好きな子が多いけど、テレビゲーム苦手な子も心配しないでね。ほかのことをして楽しもう。
◎パソコン・
・・・・ZOOM利用の知識クイズ、ワード初歩
◎夕食デー
・・・月2回実施。みんなで買い出しから調理・片付けまで楽しみます。みんなとってもおいしそうに食べるんですよ(^^)。
絵の心得のあるスタッフと水彩画やデッサン、工作、教科学習だけでなくて、いろんなことの知識を増やす、意見を言う、人の意見を聞く、子ども会議もたくさんやっています。
軽い宿題などもたまに出しています。(どちらかと言うと、課題に自己分析を入れたり、提出決まりを守る経験重ねのため)
詳しくは、スクールまでお気軽にお問い合わせください。