府中・多摩地区 NPO法人フリースクール多摩川
普通クラスは辛い、でも、すべて特別支援や療育施設で過ごすレベルではなく、小中時期に 交友の自信
と元スキルを育んでいけば、いずれ自力で社会に馴染んだ行動ができるように なる。そのようなお子様
の交友、協調スキルを練習するフリースクールです。わんこも参加していますので、関わりを通して、
子ども達の本来持っている優しさや素直さが体現できるようになる、そんな効果も期待通り出ています
一軒家と言う安心した空気の中で、スタッフ、大学生が補助しながら、生徒の自力交友力、協調力を育てるカリキュラムを毎
日行っています(工作、PC知識クイズや操作習得、カードゲーム、学習、公園運動、食作り、月1ミニ遠足、年2泊り合宿
などを通してそこを育成します。また、夕方からの中高時間には仲間空気の中、自身の悩みや思いを出せる様な発問役を
支援側がやっています。中高生にとっては、社会で行き辛さを減らすために、この時間が最も大事です。)
当スクールでは日々の育成記録を残しています。希望する方は学校にもそれを出しています。特に保護者さんにはさらに詳しいお子さんの様子、全体の様子を保護者さんにメール報告しています。保護者さんにもお子さんの集団での困りの原因実態を知ってもらいながら、どんどん子の気づきや工夫が進むことを見守り、アドバイスもしてほしい訳です。将来行き辛さを感じない生活ができる人にしていくことが当スクールの最大の目的です
(力のついてきた高学年や中高生だけで行動させる時間もあります。また、その段階のお子さんとの関りの中で、発達凸凹の受容と言うよりは「自分は空気読まないとかコミュ障とか言われやすいんだと客観受け止め出来るお子さん、信頼している人に自虐や相談もできるようなお子さん、自分のような傾向の人が世の中に結構多い事を知っているお子さんになるような説明もしていきます。そのようになるとぐんと社会汎用性があがっていきます)
一定期間過ごした後、お子さんたちははいろんな形で先に進みます。
協調力や忍耐力や人関わり力が伸びてきたことで・・・
1,再度、学校のみに行く事を選んだ子が35%
2,スクールオンリーで人関わり力協調力をあげながら、得意なもののスキルも高めた子30%
3,学校とスクール交互に参加してそれを目指すことにした子が35%。過去から現在までの実績傾向です
不登校の原因の多くは?ずばり同年代人関り苦手、大集団行動苦手が原因です(数百人の不登校児を見てきてそう言い切れます。授業についていけない、クラスに居るのがつらい、教師が分かってくれない、さまざまな理由は事実ではあるのですが、お子さんがそう感じるようになった大元の発端は人関り不器用な面や協調行動が苦手な面の困り困られです。)
当人が学校でそこをなんとなく感じだす。しかし、はっきりとは分からないし周りから見た自己客観は分かってないので混乱もします。
だから、勉強にも集中できず、多数授業にも合わず、だんだん疲弊して不登校になるのです。
特に交友での煮詰まりが大きく、休み時間、昼休み、班活動、イベント、放課後などの子供同士の関りの中で困り困れらが出ますので学校も親も本当の原因が分からないケースが多いのです。
当スクールは「本当は当人の事情に協調や人関わりで煮詰まる原因がある」「だから大集団で無理しないで少数集団で、人関りスキルや常識知識や協調行動スキルを上げよう」「ある程度の協調や人関りが自力でできるようになったら、その後は得意なことに集中していける道を探そう」「その場はスクールでも学校でも、両方併用でも子どもが選んでいけるといい、そう考えている親子さんを受け入れています。後述しますが大学、専門、バイトなど自力で行動、交友できるようになったOBたちは、ある程度自身の性質を受容工夫してそこから教科学習も集中的に取り戻して行くパターンが多いです。
2021年より「お子さんが当スクールの生徒やOB
以外の保護者さんのご相談も受けています」
当スクールでは、不登校や生きづらさの背景には子供自身の困り(凸凹や心的な不安やストレスなど)を紐解いて子供に受け止めさせていく、その先に社会に出た時の人関りで困らないようになるための慣れやその為の工夫を考えて行く、それを目的に様々な集団体験を重ねていくようにしています。
同時に支える家族にもいろいろなことを考えてもらうことは必然となりますので
保護者さんにもお子さんの集団での様子や課題を受け止めてもらい、一緒に考えることをお願いしています。
手前みそな説明になりますが、「保護者さんが認識を変える事、動き方や子への接し方が変わること」は
大事なポイントだという事は経験的に間違いないと思っています。
そこで、2021年からは特に当スクールの生徒やOBではなくても、不登校(人関わりで困っているお子さん)の親御さんも相談なり、いろんな事例を知りたいなり、愚痴を言いたいなりと感じた時のために相談を受け付けます。
特にお子さんがまだ家から出れない状態であっても、
親は孤独な気持ちにならないでほしい、似たような困難な
状況にある親はたくさんいることも知ってほしいです。
それだけでも子供さんの心的復活に役立つ可能性あります。
費用は1回につき3000円です。火曜から金曜の間で13時以降20時までの間90分で
私が空いている時間にお話しできますので、メール等でお問い合わせください。
(重要)私は特に医療や心理の有資格者ではありません。医療や心理、教育福祉関係の人たちとの協調関係をもって親御さんと一緒に悩む、失敗もする、それも肥やしにする、そんな子ども支援をやってきていますので、その意味では知識はある程度ありますが、私が子供や親御さんと関わる時には特に下記の経験的なことを参考にしています。
児童養護の世界、児童支援教育の世界、不登校支援の世界での20年弱の子や親との実体験とそこで関係者、専門家に教わった実務や分析、専門家と一緒に考えてきた事、また研修等で学習した知識が考えの元です。
それらを参考に保護者さんのお話を聞いたり、推察や分析をしたり、事例を説明したりするものです。
もっとも大切な考え方としては・・・
相談をお受けする際にある程度の専門知識も必要だが「子ども集団、子ども人関わりで何が困りの元なのか?」「複数の関わりではそれぞれ、どんな相互影響があるのか?」「困っている子、あるいは困られている子、
その子自身の客観認知はどうなっているのか?」などを相当期間現場で子供と一緒に居て、その実態を肌で感じてきた事を根拠に親御さんにアドバイスする、一緒に悩むと言うことになります。
(医療、福祉、公共の教育機関の専門家のアドバイスも重要なんですが、今の社会の仕組みでは、専門職の方がお子さんの現場の様子、困りの出方の実態を細かく日々観察することはできない、学校の先生も40人の中で見る仕組みなので、大人の目を意識していない時の子供同士の様子がなかなか見えないのが悩みと聞きます。児の人関わりでの相関や表面に見えないことは読みにくいわけです。保護者さんは、私たちが見ている現場でのお子さんの困りの実際を知って一緒に悩みながら工夫していく、そして専門家にも話してアドバイスを受けつつお子さんを支えて行くのもいいと思います)